あしりべつの歴史を学ぼう!札幌清田区の博物館・資料館2選

清田区は、札幌市の南東部に位置する区です。その歴史は、箱館奉行によって銭函と千歳を結ぶ札幌越新道が開削された江戸時代以前に遡り、のちに北海道には11国86郡が制定されて、現在の清田区は石狩国札幌郡に属していました。現在の清田区一帯は、かつて「あしりべつ」と呼ばれておりました。今回は、そんな歴史のある清田区で、歴史や文化を学べる博物館や資料館を紹介します。

あしりべつ郷土館

「あしりべつ郷土館」は、昭和58年に「清田地区郷土館」の名称で開館。清田区民センターが平成14年に新設されたのに合わせて移転し、区民センターの2階に場所を移りました。清田はかつて「あしりべつ」と呼ばれており、それが郷土資料館の名前となっています。館内には、清田地区で発掘された大昔の土器などの資料や、開拓当時の生活道具などの歴史的資料が年代順に展示されています。

あしりべつ郷土館のおすすめポイント

毎年「あしりべつ郷土館」では、あしりべつ郷土館まつりが開催されています。清田区内の町内会などでつくる「あしりべつ郷土館運営委員会」の主催で、清田区内の小学生数百人が参加し、ゲームなどを楽しみながら郷土の歴史に触れます。また、石臼体験コーナーでは、大豆を石臼でひいてきなこをつくる昔の農家のやり方を体験学習したり、昔遊びや駄菓子屋さん、工作、ゲーム、読み聞かせなどのコーナーも用意され、子どもたちは楽しみながら郷土の歴史に触れ学ぶことができます。

詳細情報

住所:札幌市清田区清田1条2丁目5-35(清田区民センター内)
電話番号:011-885-0869
アクセス方法:中央バス停「清田小学校」下車
駐車場:あり
開館時間:10:00~16:00
休館日:月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)。他、区民センターの閉館日
予算:入館無料

札幌国際大学博物館

札幌国際大学は、札幌市清田区に1993年に静修女子大学として開学し、1997年に札幌国際大学と校名が変更された大学です。「札幌国際大学博物館」は、その札幌国際大学にあり、学生の学芸員実習のために設置された教育用の博物館です。館内には考古資料展示室とアイヌ文化資料展示室があり、一般公開もされています。

札幌国際大学博物館のおすすめポイント

考古資料展示室には、吉崎昌一元北大教授の収集した、白滝遺跡から出土した学史的にも貴重な旧石器資料や、道南渡島半島で見つかった旧石器などが展示されています。アイヌ文化資料展示室には、アイヌの衣服、生活用品や、学生が数か月かけて制作した近世アイヌの集落遺跡の復元模型などが展示されていて、アイヌの暮らしぶりを知ることができます。

詳細情報

住所:北海道札幌市清田区清田4条1丁目4番1号
電話番号:011-881-8844
アクセス方法:地下鉄東豊線「福住駅」から中央バス「清田2条1丁目」下車。徒歩8分。
駐車場:あり
開館時間:5月12日~8月2日 月曜~金曜:10:00~17:30/土曜:10:00~13:00、10月6日~12月20日 月曜~金曜:10:00~17:30/土曜:10:00~13:00
休館日:日曜日・祝日休館(オープンキャンパスの時は開館)
予算:入館無料

札幌市清田区の博物館・資料館2選のまとめ

清田区には「あしりべつ郷土館」と「札幌国際大学博物館」の2つの博物館・資料館があります。いずれの施設も、展示された貴重な資料から清田区の歴史や文化について知ることができます。機会があれば、是非行ってみてはいかがでしょうか。

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北海道の旭川市に住んでいる小学生2人のママです。 好きなことはアウトドア・カメラ・ドライブ・検索です。 広い北海道は、住んでいるわたしたちでもまだまだ知らない魅力、行ったことのない場所がたくさんあります。選りすぐりの北海道の楽しさ、美しさ、すばらしさを毎日実感しながら暮らしています。新鮮情報を地元目線でお伝えします。

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