函館のソウルを感じろ!栄餅本店のべこ餅の特徴や口コミを紹介

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その場所ならではのお菓子というのがいくつかあります。今回紹介するべこ餅は北海道民に昔から親しまれてきたメニューです。今回は函館市にある和菓子屋の老舗である栄餅本店で作られているべこ餅を中心にどのようなお菓子なのか、実際に食べたことのある人はどんな感想を抱いたかについてまとめました。

1.栄餅本店のべこ餅の特徴

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出典:Sweets-Meister.com
べこ餅は木の葉のような形状をした郷土菓子のことです。この歯形がベースですが、そのほかにも花形や円形をしたものを取り扱っているお店も見られるようです。北海道では端午の節句の際に供されることが多いです。べこ餅のルーツは「くじら餅」と言われています。くじら餅は山形県の郷土菓子なのですが、これが北海道に渡りました。そして道内で変化して、現在の木の葉型に進化したとみられています。こちらのお菓子、黒砂糖と餅をこねることで作られます。この時黒と白がまだらになったような形になります。これが牛の模様に似ていることから「べこ餅」と呼ばれるようになったと考えられています。

 

道南地域では5月の端午の節句のほかには年末年始やお彼岸、冠婚葬祭などの大きなイベントの時に食べられることが多かったです。また昔は家庭で手作りするケースも珍しくありませんでした。このため、べこ餅を作るための木型を持っている世帯も少なくなかったそうです。現在では、スーパーなどでも取り扱っています。年間通じて流通しているので、普段の日でも子供たちが食すことも多くなりました。

 

栄餅本店で作られているべこ餅は黒糖の甘みが人気です。沖縄県産のものを塊の状態で仕入れ、北海道で砕いて製造しています。このため黒糖に鮮度が失われず、風味が最大限に課されています。一方粉についてはななつぼしと岩手産のもち米を4:6の割合で調合して作っています。近所の製粉所でひいてもらっているので、ひきたてのお餅を使っています。

2.栄餅本店の特徴

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べこ餅の有名なメーカーの一つに栄餅本店があります。函館市内にあるお店で、函館駅から車で5分くらいのところに店舗があります。市内では屈指の老舗です。1900年に創業したとされているので、すでに120年以上の歴史を誇ります。べこ餅をはじめとしてお店で提供しているお菓子は、無添加にこだわっています。また原材料については店主自らが採取しているということで、素材を厳選して料理を提供していることがうかがえます。餅類についても柔らかい食感が特徴だと言われています。舌触りも滑らかです。

3.栄餅本店のべこ餅の口コミと評判

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べこ餅は北海道の名産品ということもあって、インターネットでもしばしば紹介されています。その意見を見てみると、お菓子というよりもおもち料理という方がしっくりくると言います。おもちの風味が前面に出ているからです。お菓子というと、甘ったるいイメージがあるかもしれません。べこ餅の家庭で作られるのは、少し甘みが強いと言われています。

 

しかし栄餅本店のべこ餅は黒糖の風味は控えめだと言います。餅の食感が伝わってきた後で、ほんのりと甘みが口の中に広がる感じだそうです。気品があって上品なお菓子に仕上がっています。和菓子が苦手という人もいるでしょう。そのような方でもおいしくその味わいを楽しめるという評価も見られました。

4.栄餅本店のべこ餅のその他情報

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創業120年以上の老舗というと、初めて訪れる際には敷居が高いのではと感じるかもしれません。確かに看板は黒字に金文字の大きなもので存在感があります。しかし店内は下町の昔ながらの和菓子屋さんといった佇まいです。店主も気さくな方だそうで、お菓子を購入するときに気軽に相談できると言います。べこ餅以外にもいろいろな和菓子がラインナップされています。

 

その中でも人気メニューは大福です。ダイフクの中にはごまあんがぎっしり入っています。ごまの風味が香ばしく、しょうゆも入っているの甘辛のあんこに仕上がっています。べこ餅とともに、大福なども購入して食べ比べをしてみるといいでしょう。他には黒豆入りの豆餅やきんつばも広く支持を集めています。いずれも素材の味を最大限に生かしています。

5.栄餅本店のべこ餅の商品詳細

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・商品名:べこ餅

・メーカー名:栄餅本店(函館市栄町5-13)

・商品のバリエーション:なし

まとめ

べこ餅は函館などの道南地域をはじめ、北海道では古くから親しまれているお菓子の一つです。もっちりとした食感と控えめの甘さのバランスが絶妙です。子供の間でも人気ですし、大人も子供のころを思い出し懐かしい味わいです。函館を訪れたときに購入してみてはいかがですか?

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