鍋釣岩が迎えてくれる! 奥尻町で巡りたい観光スポットとおすすめグルメ12選

平成5(1993)年に平成5(1993)年7月12日午後10時17分に発生した北海道南西沖地震による津波で壊滅的な被害と多くの犠牲者を出した奥尻島。それから5年、居住区の移転や区画整備などの新しいまちづくりと津波対策を行い平成10(1998)年3月に復興宣言がされました。今では、北海道南西沖地震の後に整備された「 徳洋記念緑地公園」や「奥尻島津波館」などが被害やその後の復興の記憶を残す施設として新たな観光スポットとなり、地震の前のように多くの観光客が訪れています。

奥尻島へのアクセス

奥尻島へのアクセスには、海からフェリーで向かう方法と、空から飛行機で向かう方法の2つの方法があります。フェリーは道南の江差町とせたな町からの2航路あります。江差港フェリーターミナルから奥尻港フェリーターミナルまではおよそ2時間10分、瀬棚港フェリーターミナルからはおよそ1時間35分の所要時間です。飛行機は、函館空港から奥尻空港まで日本航空(JAL)が就航し、所要時間は約30分です。

奥尻島定期観光タクシー

奥尻島内の移動はレンタカーか路線バス、または7月と8月は毎日、5月6月9月は土日祝のみ運行し奥尻島内の主な観光スポットを巡る「奥尻島定期観光タクシー」が利用できます。

奥尻島定期観光タクシーのおすすめポイント

「奥尻島定期観光タクシー」の観光ルートは北コースと南コースがあり、北コースは、奥尻港フェリーターミナルを出発して「宮津弁天宮」「賽の河原公園」「球島山展望台」「鍋釣岩」と巡るコース。南コースは、同じく奥尻港フェリーターミナルを出発して「鍋釣岩」「うにまる公園」「みかげ石海岸」「奥尻島津波館・時空翔」「徳洋記念碑緑地公園」「無縁島」「ホヤ石・ホヤ石の滝」「モッ立岩」「奥尻ワイナリー」「北追岬公園」と奥尻島のシンボルや観光スポットを巡るコースです。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字青苗111-34
■電話番号
01397-3-2339
■アクセス方法
出発到着 奥尻港フェリーターミナル
■駐車場
あり
■営業時間
北コース 9:00~11:00 13:00~15:00 南コース 16:00~19:00
■営業日
7月と8月は毎日、5月6月9月は土日祝のみ
■予算
北コース 大人2,500円 小人1,300円 南コース 大人3,500円 小人1,800円
■カード

周辺のおすすめスポット

・民宿なかじま

1.鍋釣岩

奥尻島のシンボル的存在である「鍋釣岩」は、奥尻港から歩いて5分の奥尻海岸にあります。フェリーにのって奥尻港に来ると最初に見ることが出来る奥尻島を代表する観光ポイントです。「鍋釣岩」は、中心部が自然浸食により空洞になっていて、まるで鍋の弦(つる)のように見えることからその名がつきました。夜にはライトアップされ暗い海に幻想的に浮かび上がる姿を見ることができます。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町奥尻
■電話番号
01397-2-3456 奥尻島観光協会
■アクセス方法
奥尻フェリーターミナルから徒歩約10分、北海道奥尻空港から車で約20分
■駐車場
あり
■開館時間
■休館日
■予算
■カード

2.うにまるパーク

奥尻港フェリーターミナルから車で5分、奥尻空港から30分の場所にある「うにまるパーク」は、赤石岬の近くの高台にある公園で、公園からは海峡越しに北海道本島を望むことができます。

うにまるパークのおすすめポイント

芝生が敷きつめられた園内には、奥尻島の名産であるウニをモチーフにデザインされたモニュメント「うにまる」が立ち、夜になると美しくライトアップされます。施設内にはアスレチック広場や展望施設の他、プロ野球の投手やコーチで活躍した佐藤義則氏の「佐藤義則野球展示室」もあり幼少時代からの写真や、選手時代のユニフォームなどが展示されています。

詳細情報

■住所
奥尻町字赤石
■電話番号
01397-2-3111 奥尻町役場水産農林課
■アクセス方法
フェリーターミナルから車で約5分、奥尻空港から奥尻港方面へ車で約30分、町営バス武士川停留所から徒歩約15分
■駐車場
あり
■公開期間
4月中旬から10月中旬
■定休日
■予算
■カード

周辺のおすすめスポット

・佐藤義則野球展示室

3. 徳洋記念緑地公園

奥尻港からバスで30分。奥尻島の最南端の青苗岬にある「徳洋記念緑地公園」は、北海道南西沖地震に被害を受けたこの地域の集団防災移転事業によって整備された公園です。敷地内には、北海道南西沖地震の記憶と教訓、そして全国から寄せられた復興支援への感謝を後世に伝えるためにつくられた、「奥尻島津波館」や慰霊碑「時空翔」があります。また昭和6年に建立された「徳洋記念碑」には「洋々美徳」と高松宮殿下直筆の題字が記されています。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町青苗
■電話番号
■アクセス方法
奥尻港からバスで約30分
■駐車場
あり
■営業時間
■定休日
■予算
■カード

周辺のおすすめスポット

・時空翔

4.奥尻島津波館

奥尻港フェリーターミナルからバスで30分、平成5(1993)年7月12日午後10時17分に発生し、奥尻島に大きな被害をもたらした北海道南西沖地震の被害の記憶と教訓、そして全国から寄せられた復興支援への感謝を後世に伝えるために作られた施設が「奥尻島津波館」です。

奥尻島津波館のおすすめポイント

「奥尻島津波館」の入り口すぐには、地震発生翌日の港の様子を写した大きな写真が展示されています。館内に進むと壁には、暗闇に燃え上がる集落や土砂崩れで建物が押しつぶされた現場など被災状況を伝える写真や、その後の救助活動と復興の様子の写真が並びます。館内中央には、災害によってなくなられたり行方不明になった198名を悼む「198のひかり」。建物の地下には、災害の記録を映像で伝える「映像ホール」、そして震災の記憶だけでなく奥尻島の遺跡から発掘されたヒスイの勾玉(複製)や遺物が展示されている「勾玉物語」など、館内は7つのテーマにわかれています。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字青苗
■電話番号
01397-3-1811
■アクセス方法
フェリーターミナルからバスで30分、青苗記念碑前下車 徒歩で3分
■駐車場
あり
■入館時間
9:00~17:00
■定休日
開館期間 4月15日~11月15日 期間内は無休
■予算
入館料 大人 500円 小中高生 170円

周辺のおすすめスポット

・青苗岬

<strong5.青苗遺跡

「青苗遺跡」は奥尻島の南端の青苗地区にあり、日本海を見下ろす高台に広がっています。「青苗遺跡」からは、今から8,000年前の縄文時代早期の土器や石器が多く発見されています。その後、約1,300年前のオホーツク文化期には、南のヤマト民族や北のオホーツク文化を伴う北方民族との交流があったことを示す「丁字頭勾玉」やオホーツク式土器も出土しています。
約1,000年前の擦文時代には、アワビやアシカ漁が盛んに行われ、アワビは干しアワビに加工され、アシカは毛皮にして本州に輸出していました。この時代を代表する遺跡が「青苗貝塚」で、北日本で最大規模の貝塚です。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字青苗437番地~字米岡30番地の3他
■電話番号
奥尻町教育委員会事務局社会教育係 01397-2-3890
■アクセス方法
フェリーターミナルから町営バスで「青苗郵便局前」バス停下車、徒歩5分
■駐車場
なし
■営業時間
■定休日
■予算

周辺のおすすめスポット

・食堂潮騒

6.宮津弁天宮

「宮津弁天宮」は、奥尻島北東部の宮津地区の海に突き出た岩山の上にあります。奥尻港のフェリーターミナルからは車で15分ほど。海岸線沿いに島を北上すると右手に赤い屋根のお社が見え、宮津弁天駐車公園の看板があります。

宮津弁天宮のおすすめポイント

「宮津弁天宮」のある位置は、もともと島の拠点である「番所」があった場所で、天保2(1831)年に奥尻島民が漁の大漁を祈願してお社が建てられました。駐車場から「宮津弁天宮」へは、急な164段の階段を一度降り、今度は登ります。天気の良い日にはお社のある岩山の上から、眼下に広がる日本海の絶景と対岸には北海道の本島を見ることができます。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字宮津
■電話番号
01397-2-3456 奥尻島観光協会
■アクセス方法
奥尻バスセンターから町有バス野名前行きで約15分、奥尻小学校前下車、徒歩5分
■駐車場
あり
■営業時間
■定休日
■予算

周辺のおすすめスポット

・旅の宿大須田

7.奥尻ワイナリー

「奥尻ワイナリー」は、日本の離島にある唯一のワイナリーです。海に囲まれているために北海道の中では温暖な気候の奥尻島で、島に自生していた山ブドウの栽培からスタートしたワイン事業が、現在10種類以上のワインを製造し奥尻のみならず北海道ブランドのワインとして人気になっています。ワインラベルには、奥尻島のシンボルである「鍋釣岩」のイラストが描かれています。ブドウの畑が海から近いため、「奥尻ワイナリー」のワインはほのかに潮の香りを感じます。

奥尻ワイナリーのおすすめポイント

「奥尻ワイナリー」は、前日までに電話で予約をすると工場を見学することができます。工場見学では、こだわりのブドウ栽培について映像で学んだり、ずらりと並ぶ貯蔵タンクや樽などの設備を見ることができます。工場見学の後には、2階のショップで試飲ができ、ここでしか手に入らない限定ワインなども購入することができます。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字米岡177番地
■電話番号
01397-3-3290
■アクセス方法
フェリーターミナルから車で約45分 奥尻空港から約15分
■駐車場
あり
■営業時間
9:30~17:00
■定休日
休館日 4月下旬~10月下旬 不定期 11月上旬~4月中旬 日曜定休日
■予算

周辺のおすすめスポット

・奥尻空港

8.さとう食材

奥尻島の海の玄関口「奥尻港フェリーターミナル」にある「さとう食材」は、奥尻島産の食材を使ったグルメを扱っている海鮮食堂&海鮮お土産店です。「さとう食材」のおすすめは、奥尻島の上質の昆布を食べて育ったウニやアワビ。アルコールやみょうばん、そして塩さえも使わない完全無添加の「うにルイベ」は、半解凍のシャリシャリの状態でわさび醤油で食べると最高に美味しい商品で、奥尻港のお土産として人気です。また、厚めにカットしたアワビを塩漬けした粒ウニと一緒に瓶詰した「奥尻海峡漬」もおすすめです。

さとう食材のおすすめポイント

「さとう食材」には、「ボラ」という変わった名前の奥尻名物のスイーツがあります。「ボラ」は、カップの一番下に手作りのコーヒーゼリー、その上に同じく手作りのプリン、プリンの上にはソフトクリームがたっぷりとのりキャラメルソースがかかっていて、一度に3種類の味が楽しめるスイーツです。
「ボラ」の名前の由来は、北海道南西沖地震の津波の際、全国から奥尻島に駆けつけたボランティアへのお礼に、当時島にあった甘味を合わせて提供したデザートにボランティアの「ボラ」を取って名付けられました。完全復興した現在は島にボランティアはいませんが、現在も島の名物スイーツとして人気となっています。

詳細情報

■住所
奥尻町字奥尻
■電話番号
01397-2-2538
■アクセス方法
■駐車場
あり
■営業時間
7月・8月  9:30~16:30 [9月~6月  10:00~16:00
■定休日
不定休
■予算
~1,000円

周辺のおすすめスポット

・ 奥尻港フェリーターミナル

9.北の岬さくらばな 

奥尻港から車で北に走ること15分。漁師のお父さんが獲ってきた魚介類を、浜のお母さんたちが新鮮なうちに調理する郷土料理を味わえるお店が「北の岬さくらばな」です。

北の岬さくらばなのおすすめポイント

「北の岬さくらばな」の食堂のメニューには、奥尻島で獲れた新鮮なウニやアワビを使った三色丼や二色丼などの海鮮メニューが並びます。他には奥尻島のシンボルである「鍋釣岩」をイメージしてご飯を盛った「なべつるカレー」やアワビ、ホタテ、ツブ、ウニが入った超豪華な「おくしりさくらラーメン」などオリジナルのメニューもおすすめです。

売店には、お母さんたちが手作りした粒うにや塩辛などの加工品がたくさん販売されているので、食事のついでにお土産を選ぶこともできます。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字稲穂108
■電話番号
01397-2-3630
■アクセス方法
奥尻港フェリーターミナルから車で約15分、奥尻空港から約30分
■駐車場
あり
■営業時間
8:00~18:00
■定休日
不定休
■予算
~2,000円

周辺のおすすめスポット

・ 賽の河原公園

10.湯の浜温泉ホテル緑館

「湯の浜温泉ホテル緑館」は、奥尻島の西の海岸沿いに建つ島内で最も大きなホテルです。近くから湧き出す神威脇温泉から引き込んだ天然温泉の大浴場や露天風呂が楽しめ、ホテルの前には無料の足湯もあります。

湯の浜温泉ホテル緑館のおすすめポイント

「湯の浜温泉ホテル緑館」は、高台に建つため客室や露天風呂からは日本海を真っ赤に染めて沈む夕景を眺めることができます。食事は、奥尻島の特産である獲れたて新鮮なアワビやウニ、イカなどが豪華に並んだ和食を味わえます。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字湯浜
■電話番号
01397-3-2811
■アクセス方法
■駐車場
あり
■営業時間
■定休日
■予算
10,000円~15,000円

周辺のおすすめスポット

・ 北追岬公園

11.まつや食堂

奥尻港のフェリーターミナルから約400m、島の中心街にある創業50年以上の老舗食堂「まつや食堂」。ここの名物メニューは「塩ラーメン」。昆布や煮干しなどを使って丁寧に出汁を取ったスープは透明感があってすっきりとした味わいです。

まつや食堂のおすすめポイント

期間限定で提供される「うに丼」や「つぶ丼」の他、カレーライスやかつ丼、親子丼など食堂定番のメニューも揃っています。おすすめはラーメンにチャーハン、サラダがついたボリューム満点でリーズナブルな価格のラーメンセットで。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字奥尻772
■電話番号
01397-2-2067
■アクセス方法
奥尻港フェリーターミナルより市街地へ約1km
■駐車場
なし
■営業時間
11:00~15:00
■定休日
不定休
■予算
~1,000円

周辺のおすすめスポット

・ 鍋釣岩

<strong12.叶寿司

奥尻島の中心部、奥尻地区の市街地にある「叶寿司」が、観光客にはもちろん地元の人も通う人気の寿司店で、1階と2階合わせて45席ある店内はいつも賑わっています。

叶寿司のおすすめポイント

「叶寿司」は、夏の観光シーズンにはランチ営業も行っていて、島内観光のついでに気軽に立ち寄ることができます。「叶寿司」では、お寿司だけでなく焼き物や揚げ物、サラダなどのメニューも豊富で、お酒に合う料理を楽しみながら奥尻島の味覚を堪能することができます。

詳細情報

■住所
奥尻郡奥尻町字奥尻766
■電話番号
01397-2-3340
■アクセス方法
奥尻フェリーターミナルから歩いて10分
■駐車場
あり
■営業時間
17:00~23:00 夏期は11:00~13:30のランチ営業有り
■定休日
不定休
■予算
6,000円~7,000円

周辺のおすすめスポット

・ 焼肉友苑

まとめ

いかがでしたか?今回は道南の離島「奥尻島」で巡りたい観光スポットとおすすめグルメをご紹介しました。奥尻島には、日本唯一の離島ワイナリーの「奥尻ワイナリー」があり、島内の飲食店ではそのワインを並べるお店も多いので、ぜひワインに合わせて奥尻島の新鮮なアワビやウニなどの海の幸を味わってくださいね。

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