釧路市の観光スポットとおすすめグルメをご紹介します。釧路市は、道東では最大の人口を有する市であり、札幌、旭川、函館についで道内4番目の市域となります。平成の大合併の時、市名は釧路市のまま阿寒町と音別市を含める形で合併、太平洋に面し、かつ釧路湿原と阿寒湖一帯を有する、自然の恵み豊かな町となりました。観光スポットやグルメも、おのずとそれを反映したものとなっています。
釧路市湿原展望台
まずは市と同じ名を持つ釧路湿原から紹介していきましょう。釧路湿原は面積1万8,290ヘクタールを擁する、日本で最大の湿原です。貴重な自然の宝庫であり、野生のものを観察することは難しいですが、タンチョウが暮らしていることでも知られています。展望台は昭和59年にオープンしました。
釧路市湿原展望台のおすすめポイント
毛綱毅曠氏の設計になる展望台は、湿原に群生するヤチボウズをモチーフに、西欧の古城風に建てられています。平成19年にリニューアルされていて、釧路湿原を再現したジオラマ、釧路湿原の珍しい淡水魚イトウの2メートルある再現木彫、65インチモニターでの湿原に関する映像などが公開されています。1階にはカフェもあります。
詳細情報
住所:釧路市北斗6-11
電話番号:0154-56-2424
アクセス方法:JR釧路駅から15km、釧路空港から15km
駐車場情報:大型バス7台、普通車108台、身障者専用3台
開館時間:8:30~18:00(5月から10月まで)
9:00~17:00(11月から4月まで)
定休日:なし(年末年始休)
予算:入館料 一般・大学生470円 高校生250円 小中学生120円
周辺のおすすめスポット情報
・北斗遺跡
阿寒湖
全体が阿寒国立公園となっており、北海道でも数少ない、マリモの生息している湖の一つです。周囲約26キロメートルの広さがあり、遊覧船で一周すると1時間弱かかります。おすすめの季節は夏から秋にかけてで、冬は極寒に包まれますが、ワカサギ釣りという冬だけの楽しみも。
阿寒湖のおすすめポイント
阿寒はもともと別の市町村ですし、単独で一つの観光エリアを形成しています。その中心は、阿寒湖温泉。阿寒湖温泉組合には12の施設が参加しており、釧路・北見・帯広との送迎バス、それに十勝経由で札幌と結ぶ「まりも急行札幌号」というのもあります。
詳細情報
住所:釧路市(阿寒国立公園内)
アクセス方法:JR釧路駅から車で約1時間半、阿寒バス利用で約2時間10分
釧路空港から車で約1時間、空港シャトルバス利用で1時間
駐車場情報:第1駐車場から第4駐車場まで
冬季(11月下旬~4月中旬)は休業だが駐車は可能
周辺のおすすめスポット情報
・阿寒湖温泉街
幣舞橋
釧路市街地を流れる、釧路川の河口近くにかかる橋で、釧路の町のシンボルです。北海道三大名橋、日本百名橋にも数えられています。特に美しいのは夕焼けの時で、橋のシルエットにかかる夕日が沈んでいく様は幻想的の一言。
幣舞橋のおすすめポイント
幣舞橋のたもとには「岸壁炉ばた」という屋外施設があり、釧路の名物である炉ばた焼きを、橋や夕焼けを眺めながら食べることができます。営業期間は5月中旬から秋の終わり頃まで。予約も可能です。ただし、営業期間内ですら寒さの厳しい日もありますので、服装には注意しましょう。
詳細情報
住所:釧路市北大通
電話番号:0154-31-1993(一社)釧路観光コンベンション協会
アクセス方法:JR釧路駅から徒歩10分
駐車場情報:近くに有料駐車場あり
周辺のおすすめスポット情報
・道立釧路芸術館
・釧路フィッシャーマンズワーフMOO
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
前述の岸壁炉ばたは、ショッピングモール「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」に付属しています。幣舞橋のたもと、釧路のウォーターフロントのシンボルとなる建造物です。MOO(ムー)という名前は、釧路の風物詩である「霧」と「夢」から取られています。
釧路フィッシャーマンズワーフMOOのおすすめポイント
釧路フィッシャーマンズワーフMOOの中核施設は、北地区緑地、通称「EGG(エッグ)」です。全面ガラス張りの丸い建物で、中は庭園になっており、コンサートなどにも用いられます。EGGというのは「エバー・グリーン・ガーデン」の頭文字を取った名です。
詳細情報
住所:釧路市錦町2-4
電話番号:0154-23-0600
アクセス方法:JR釧路駅から車で5分、徒歩約15分
駐車場情報:76台
2000円の利用で90分無料
営業時間:ショッピングゾーンは通常10:00~19:00
7・8月のみ9:00~19:00
レストランゾーンは店舗により異なる
定休日:なし(1月1日全館休業)
予算・カード使用の可否:店舗による
周辺のおすすめスポット情報
・幣舞橋
ラーメン まるひら
近年注目されているグルメ、「釧路ラーメン」。釧路ラーメンを代表すると言われるお店がこちらの「まるひら」です。夜の店じまいが早く、朝からやっているので、近くにホテルを取って朝食に来るのもおすすめです。
ラーメン まるひら のおすすめポイント
釧路ラーメンは「細ちぢれ麺にあっさりしたしょうゆスープ」というスタイルが基本とされています。もともと漁師の町なので、忙しい客のため、すぐ茹で上がる細麺を用いたのが始まりで、今でも行列ができるほど人気ではあるものの回転が早いのが特徴となっています。
詳細情報
住所:釧路市浦見8-1-13
電話番号:0154-41-7233
アクセス方法:釧路駅から約2km
駐車場情報:有
営業時間:9:30~17:00
定休日:水曜日
第2・第4木曜日
予算・カード使用の可否:1,000円以内・カード不可
周辺のおすすめスポット情報
・厳島神社
泉屋
釧路を代表するB級グルメ、釧路市民のソウルフード、それは「スパカツ」です。アツアツの鉄板の上にスパゲッティを盛り付け、とんかつを乗せ、その上からミートソースをかけたものです。1960年頃、この泉屋で誕生しました。
泉屋のおすすめポイント
スパカツという料理が生まれたのは、とんかつがまだ貴重な食べ物であった時代、「おいしいカツが最後まで冷めない」ための工夫であったそうです。なお、当初は「スパゲッティミートソースカツのせ」という名前だったものが、次第にスパカツで定着するようになり、他の店にも広まったとのこと。
詳細情報
住所:釧路市末広町2-28
電話番号:0154-24-4611
アクセス方法:JR釧路駅から徒歩15分
駐車場情報:なし(近隣に有料駐車場あり)
営業時間:11:00~21:30
定休日:月1回、火曜日(要確認)
予算・カード使用の可否:1,000円以内・カード不可
周辺のおすすめスポット情報
・釧路フィッシャーマンズワーフMOO
竹老園 東家総本店
北海道は、蕎麦かうどんかで言えば蕎麦文化圏なのですが(ラーメンは除きます)、釧路は特に蕎麦屋の多いエリアであり、東家という店がたくさんあります。竹老園はその総本店にあたります。釧路の蕎麦の特徴は、麺が「緑色」だということです。
竹老園 東家総本店のおすすめポイント
なぜ緑色かというと、クロレラが練り込んであるからです。釧路の緑色蕎麦は、この竹老園が発祥です。また、蕎麦のコースを注文すると、「そば寿司」や「かしわぬき」などの、珍しい釧路の蕎麦文化を味わうことができます。
詳細情報
住所:釧路市柏木町3-19
電話番号:0154-41-6291
アクセス方法:JR釧路駅から約2km
駐車場情報:有
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜日
予算・カード使用の可否:3,000円以内・カード可(JCB、AMEX)
周辺のおすすめスポット情報
・春採湖
和商市場
和商市場はその名の通り、市場です。1954年に設立された、釧路ではもっとも歴史のある市場となります。その名は、「わっしょい、わっしょい」の掛け声と、「和して商う」という意味を掛け合わせてつけられています。
和商市場のおすすめポイント
和商市場の名物は「勝手丼」。釧路の海産物を思う存分満喫するための、自由なメニューです。まず白いご飯が売られているので、それを買います。その後、いろんな具材が店ごとに売られているので、好きに盛り付けていって完成、というわけです。
詳細情報
住所:釧路市黒金町13-25
電話番号:0154-22-3226
アクセス方法:JR釧路駅から徒歩3分
駐車場情報:専用駐車場あり、大型バスは要予約
営業時間:4月~12月 8:00~18:00
1月~3月 8:00~17:00
定休日:日曜日
予算・カード使用の可否:2,000円以内・カード 店により可もあり
周辺のおすすめスポット情報
・幸町公園
釧路市の観光スポットとおすすめグルメまとめ
釧路探訪は、大きく分けると釧路市街地の観光をメインとするグルメ探訪コースと、阿寒湖をメインとする温泉探訪コースの2つに分けて考えることができます。釧路市街から阿寒湖まではかなりの距離がありますので、両方回る場合は日程に余裕を持たせましょう。また、冬季は基本的にシーズンオフであり、閉鎖している施設なども多くなりますのでご注意ください。
藤沢文太
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