日本海に沈みゆく夕陽!道の駅 ルート229元和台を紹介!

乙部町にある道の駅 ルート229元和台を紹介します。渡島半島の中部に位置する日本海に面した町です。道の駅では、一面に広がる日本海を見渡すことができます。朝焼け、夕焼けの景観も素晴らしく、ドライブの際には必ず立ち寄りたいスポットです。

函館にもほど近い日本海の広がる街・乙部町!アクセス方法は?

道南地方に位置する人口4,000人ほどの小さな町・乙部町は、日本海に面した海の景観が素晴らしい町です。隣接する江差町などとともに古くから漁業で栄えた町であり、現在でもイカやサクラマス、スケトウダラなどの漁業が町の基幹産業となっています。かつては北海道の日本海側の町同様、ニシン漁でも栄えていましたが、大正時代に他の自治体よりも早くニシンが取れなくなり、イカ漁などへとシフトしていきました。

札幌市から乙部町へアクセスする際には、まず中山峠を越えて豊浦町まで車を走らせます。豊浦町まで出てから国道37号線に入り、八雲町まで向かいます。八雲町からは国道277号線を通って日本海側に出て、そこから国道229号線に乗ってひたすら南下していくと、到着することができます。一般道を利用した場合にはおよそ4時間半、高速道路を使った場合でも4時間ほどのロングドライブとなります。

国道229号線は、写真のように海沿いをひたすら走っていく道路となっています。

日本海の絶景を楽しめる小さな道の駅!道の駅 ルート229元和台とは?

道の駅 ルート229元和台(げんなだい)は、乙部町内の国道229号線上に位置している道の駅です。施設自体はそれほど大きくないものの、北海道南部の貴重なドライブ中の休憩スポットとして、大きな役割を果たしています。

国道229号線は乙部町から北側に伸びており、せたな町、寿都町、岩内町、積丹町、そして余市町までを結ぶ非常に長い道となっています。日本海を見渡しながら走っていくことができるエリアも多く、景観を楽しみながらドライブができるルートです。

国道229号線を走っているとこのような特徴的な標識が沿道に現れるので、道の駅へは容易にアクセスすることが可能です。

施設自体はそれほど大きくないものの、駐車場は広々と取られているため駐車もしやすくなっています。

道の駅施設内の様子。小さいながらもお土産などは一通りそろっており、乙部町の特産品を実際に手に取って選ぶことができます。

乙部町の特産品が、ところ狭しと並んでいます。

乙部町の位置関係。函館市までは70キロ以上離れており、図から想像するイメージよりも距離があります。

道の駅 ルート229元和台は、「檜山道立自然公園」の一部にも設定されています。

道の駅の裏手に広がる広大な日本海!素晴らしい景観は忘れずにチェックしよう!

こちらの道の駅は、なんといっても施設の裏手に広がる広大な日本海の眺めが見どころです。高台から日本海の景観を眺めることができ、心を洗うような絶景を楽しむことができます。

夕方ごろには西に沈んでいく夕日の姿を克明にとらえることができるため、自然のダイナミックさを存分に感じることができるでしょう。晴れた日の夕刻には、ぜひとも立ち寄っておきたいスポットのひとつです。

夕方の日本海の眺め。海に沈んでゆく太陽の様子が、はっきりとわかるようになっています。

海抜40メートルの高さにあるこちらの道の駅は、高所からの眺めが格別です。車で通ってきた国道229号線も、高台から写真のように見渡すことができます。

海岸線には、「元和台海浜公園」もあります。こちらには、全国的にも珍しい、海の自然と安全性を兼ね備えた「海のプール」と呼ばれる場所があり、子供から大人まで安全に海を楽しむことができます。

地面には東西南北の方位が刻まれており、どちらがどの方角かすぐにわかるようになっています。

その方角に何の町があるのかということも、地面の表記を見れば一目でわかります。

海を見渡すことのできる場所に、「潮笛」という特徴的なモニュメントが設置されています。「潮笛」は、江戸時代に乙部町の漁師がコンブ漁に出た際、アジア大陸と日本を分かつ「韃靼海峡」で漂流してしまった事件からインスパイアされたものです。遭難から2年後に無事に故郷へと帰った漁師の帰郷への想いが、この「潮笛」には込められています。

道の駅 ルート229元和台のまとめ

道の駅 ルート229元和台は、日本海を見渡すことのできる素晴らしい景観が楽しめる場所となっています。ロングドライブの途中で車を停めて、休憩がてら目の前に広がる日本海の絶景を楽しんでみましょう。夕刻には夕日が海へと沈んでいく様子を見ることができるため、忘れずに立ち寄っておきたいところですね。

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Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

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