小樽運河完全ガイド

北海道の人気観光スポット、小樽エリア。小樽には、歴史的建造物や土産物店が多く点在しているので、散策をして楽しみたいエリアです。また、グリーンシーズンなら、小樽運河では運河クルージングを楽しめ、夜景を見ることもでき、冬季には運河が幻想的に照らされる「小樽雪あかりの路」も行われます。運河から吹くさわやかな風を感じながら、レトロな街並みを歩いてみましょう。小樽運河と、その周辺から、おすすめ観光スポットをご紹介します。

ルート

小樽運河までは、札幌市内から車で約45分、札幌駅から快速エアポートに乗って約30分の距離です。札幌や新千歳空港からのアクセスもよく、日帰りで楽しむにもぴったりです。
小樽運河は、JR小樽駅から徒歩約10分の距離にあるので、公共交通機関でも十分回ることができます。レンタカーの場合も、周囲に駐車場がいくつかありますので、安心してドライブを楽しむことができますよ。手軽に回りたい方は、レンタサイクルや人力車などもあります。

小樽運河には、古い倉庫群が残る北運河エリアと、小樽観光の中心部である中央橋付近の2つのエリアがあります。
中央橋付近には、倉庫群を利用したさまざまな観光施設や飲食店が立ち並び、ここだけでも十分レトロな雰囲気を堪能できます。中央橋から徒歩4~5分の場所には、浅草橋という記念撮影スポットがあるので、ここまで足を延ばして記念写真を撮るのもよいでしょう。
小樽運河を存分に楽しみたいなら、中央橋から小樽運河クルーズに乗船するか、運河散策路をのんびりと歩いて北運河エリアまで足を延ばしてみましょう。北運河エリアは、大正時代まで実際に使われていた倉庫群の雰囲気をそのままに、現在もたくさんの作業船が行き来する様子が見られます。

レンタサイクル

住所:小樽市港町4-2
電話:0134-24-9477
アクセス:JR函館本線・小樽駅から小樽運河方面へ徒歩10分
駐車場:有(有料)
営業時間:4月~10月 9:00~17:00
定休日:無休
予算:2時間まで 500円  ※延長1時間ごとに300円 1日2,000円
カード使用の可否: 使用不可
人力車
住所:小樽市色内2-8-7
電話:0134-27-7771
アクセス:JR小樽駅から徒歩15分
駐車場:なし
営業時間:9:30~日没(シーズンにより変動があります)
定休日:なし(悪天候時等は営業のない場合あり)
予算・カード使用の可否:なし

見どころ

小樽の歴史を感じられるレトロな雰囲気の運河は、小樽を代表する観光スポット。水路沿いに倉庫が立ち並ぶ姿は圧巻です。天気の良い日は、空と運河にうつる青色のコントラストがとても美しいです。夕暮れにはガス灯が、街を明るく照らしてくれ、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができます。

小樽港は北海道の開拓の歴史と深いかかわりがあります。もともと道外から人やモノが運ばれてくる港として栄えましたが、地形から大きな船が入港できませんでした。そのため小樽港の運搬作業を効率的に行うために、海面を埋め立てて作られたのが現在の小樽運河です。海岸から沖合を埋め立てたため、湾曲した形になっていて、どこにいても先まで見通せる形がより風情を醸し出しています。

運河の全長は1140m。周囲には散策路が設けられ、夜にはガス灯にライトアップされ、かつては積み荷が行き交った石造りの倉庫群を照らします。倉庫群は現在土産物店やレストランなどとして利用されていて、中に入って気軽に中の様子を見ることができます。重厚な雰囲気のある壁や床をぜひ眺めて、歴史に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

小樽市観光物産プラザ(運河プラザ)

中央橋の交差点にある観光案内所です。館内には特産品や土産物の販売をしています。カフェも併設されていて、運河散策の休憩にもぴったりです。館内は倉庫を利用したレトロな雰囲気で、ここに来るだけでも運河の雰囲気を味わうことができます。

住所: 小樽市色内2丁目1-20
電話:0134-33-1661
アクセス:JR小樽駅から徒歩10分
駐車場:なし
営業時間:9:00~18:00( 7・8月は19:00まで)
定休日:1月1日
予算:なし
カード使用の可否:なし

小樽運河クルーズ

小樽運河には、春から秋までの間、観光船が運行しています。船頭さんが運河の歴史や小樽の観光について解説してくれます。昼間は日に照らされた湖面が美しい「デイクルーズ」夜はガス灯の灯りが倉庫群を優しく照らす「ナイトクルーズ」となり、雰囲気ががらりと変わりますので、ぜひどちらも体験してみてください。

住所: 小樽市港町5-4
電話:0134-31-1733
アクセス:JR小樽駅から徒歩10分
駐車場:なし
営業時間: 9:00~最終便(季節により異なる)
定休日:無休(悪天候時などは営業のない場合あり)
予算:デイクルーズ 大人1,500円 こども500円  ナイトクルーズ 大人1,800円 こども500円
カード使用の可否:なし

小樽雪あかりの路

毎年さっぽろ雪まつりに合わせて行われる冬のイベントです。14万本のキャンドルが小樽の街を照らす、市民手作りのイベントです。夕方から徐々にキャンドルに火がともされ、運河沿いが幻想的な雰囲気に包まれます。小樽運河には、漁で使われる「浮き球」をつかった浮き球キャンドルが浮かべられ、レトロな街並みを照らします。

周辺の観光スポット

北一ホール

堺町エリア、北一硝子三号館にあるカフェ「北一ホール」には、石油ランプが167個もともされています。店内の明かりは石油ランプのみで、まるでタイムスリップしたかのようなロマンティックな雰囲気です。館内はカフェになっていて、ケーキやスイーツを楽しめます。8:45の開店時刻に合わせていくと、ランプに一つ一つ火をともしていく様子を見ることができます。

住所: 小樽市堺町7-26 北一硝子三号館
電話:0134-33-1993
アクセス: JR函館本線南小樽駅から徒歩約10分
駐車場:特約駐車場あり(各店合計2000円以上利用で2時間無料)
営業時間: 8時45分~18時(オーダーストップ17時30分) ※催事、季節により変動あり
定休日:不定休
予算:~999円
カード使用の可否:なし

小樽オルゴール堂 遊工房

遊工房は、好きなパーツを選んでオルゴールづくりが体験できる人気スポットです。オルゴールの形状や曲を選ぶところからスタートして、トッピング用のパーツの組み合わせを選んでいきます。豊富な種類のトッピングから、自分だけのオルゴールを作り上げてください。手作りオルゴールのほか、ステンドグラス・サンドブラスト・トンボ玉・フュージングなどの製作体験も楽しめます。

住所:小樽市入船1丁目1−5
電話:0134-21-3101
アクセス:JR南小樽駅から徒歩5分
駐車場:あり
営業時間: 9:00~18:00
定休日:不定休
予算:1000~1999円
カード使用の可否:なし

LeTAO PATHOS

「ルタオ」は小樽が発祥の洋菓子店。訪れたら絶対食べたい看板メニュー「ドゥーブルフロマージュ」は小樽店舗でのみ冷凍ではなく、生のフロマージュを販売しています。店舗限定「苺のミルフィーユ」は見た目も味も大満足なスウィーツです。1階はスイーツショップ、2階にはカフェになっているので、散策途中の休憩にもおすすめの場所です。

住所: 小樽市堺町5番22号
電話:0120-46-8825(フリーダイヤル)
アクセス:JR函館本線「南小樽駅」より徒歩10分
駐車場:ルタオ特約駐車場あり(紅葉園小樽入船第一駐車場(小樽市入船1丁目1-30))
営業時間: 1F(物販)9:00~18:00 2F(カフェ)10:30~17:30(※お食事は11:00~14:00)
定休日:なし
予算:1000~1999円
カード使用の可否:なし

なると 本店

小樽で長年愛されている、若鶏半身揚げが人気のお店です。近年ではメディアにも取り上げられ、全国からファンが訪れます。店内は靴を脱いであがる座敷席で、子連れにも安心です。看板メニューは若鶏の半身揚げ定食で、ボリュームある若鶏を、解体しながら豪快に食べるのが人気です。テイクアウトできるメニューも多く用意されています。

住所:小樽市稲穂3-16-13
電話:0134-32-3280
アクセス:JR小樽駅より徒歩7~8分
駐車場:あり
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:なし
予算:1000~1999円
カード使用の可否:なし

小樽あんかけ焼きそば

小樽というと、海鮮やスイーツなどが人気ですが、隠れた人気メニューが「あんかけ焼きそば」です。パリパリと焼かれた麺に、ボリュームある具材たっぷりの、とろみのあるあんがかけられます。具材に海鮮が使われることが多いことが特徴で、寒い冬の小樽でも、最後まで熱々に食べられるよう考案されたのが始まりと言われています。市内のさまざまなお店で食べることができます。

小樽運河完全ガイドまとめ

小樽運河を楽しむためのさまざまな情報をご紹介しました。小樽運河は、アクセスもよく、札幌からの日帰りも可能なので、ちょっと足を延ばして旅行気分を味わいたいときにもピッタリです。さらに、見どころがコンパクトにまとまっているので、短時間で多くの観光スポットを巡ることができます。ぜひ参考にして、小樽運河周辺を満喫してみてください。

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