札幌市の豊平地区は住宅や寺社仏閣などが混在し、新しさと古さが混在する地域です。豊平区の歴史は、道路が開削された江戸時代に遡りますが、明治7年の豊平村開村以降、開拓が進み多くの人々が入植してくるのに伴って、お寺や神社が建立されました。今回は、そんな豊平区で特徴のあるお寺を4つご紹介します。
おすすめスポット紹介
1.妙法華山 経王寺
「妙法華山 経王寺」は国道36号線沿いで、近くには北海商科大学や豊平小学校など建つ場所にある、日蓮宗のお寺です。明治初年に紀伊藩出身で現在の東京都江東区にある浄心寺の松井寬義氏が北海道への布教を志して渡道して函館、江差、石狩を経て札幌近郊の妙見山本龍寺に滞留、明治8年に寄進された札幌郡豊平村の現在の場所に一堂寺を建立し、明治13年に本堂が創建され、正式に「経王寺」となったのが 「妙法華山 経王寺」の歴史です。
妙法華山 経王寺のおすすめポイント
「妙法華山 経王寺」の境内は広く、その敷地の中には日蓮大聖人の御尊像が祀られた「本堂」や、鬼子母神大尊神尊像を始め、行者守護の十羅刹女様、開運の摩利支天様、開山上人の御持仏である招福の妙見菩様が祀られた「鬼子母神堂」「笹山普賢菩薩」「烏樞瑟摩明王」「納骨堂」「書院」「観音堂」など多くのお堂が建てられております。「妙法華山 経王寺」では、年間を通じて時期ごとに”節分会”や”祈祷会”、花まつり”、御守護神祭”などの行事が行われ地域の方たちと強い繋がりを持っています。
詳細情報
■住所
札幌市豊平区豊平4条3丁目2-1
■電話番号
011-811-3562
■アクセス方法
国道36号線沿い「豊平3条4丁目停留所」にて下車、徒歩3分
■駐車場
あり
■営業時間
■定休日
■予算
■カード
周辺のおすすめスポット
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・そば処さる屋
2.光明山 福住寺
「光明山 福住寺」は地下鉄東豊線「福住駅」から歩いて3分、国道36号線沿いにある浄土真宗本願寺派のお寺です。「福住寺」は明治26年に札幌郡豊平村月寒に浄土真宗の布教の拠点として設置された本願寺札幌別院の出張所が前身で、明治35年に本山より木仏本尊と寺称を頂き、光明山福住寺が創建されました。
光明山 福住寺のおすすめポイント
「光明山 福住寺」では、写経教室や雅楽の練習会が行われ、門徒でなくても参加することができます。写経教室「スートラ」では、入会金1,000円 受講料700円(受講毎)で、筆ペンや毛筆で阿弥陀経の写経をして、自分だけの経本を作ることができます。また、おつとめ練習会声明クラブでは、お経の練習や仏前作法など浄土真宗の門徒として知っておきたいことなど基本をやさしく学ぶことができます。
詳細情報
■住所
札幌市豊平区福住1条1丁目3番1号
■電話番号
011-851-8654
■アクセス方法
札幌市営地下鉄東豊線「福住駅」から徒歩約3分
■駐車場
あり
■営業時間
■定休日
■予算
■カード
周辺のおすすめスポット
・クラクションコーヒーロースターズ
3.歓喜山 慧林寺
「歓喜山 慧林寺」は、地下鉄東豊線「学園前駅」から歩いて4分ほどの場所にある浄土真宗東本願寺派のお寺です。明治時代、札幌と函館間の直通道路の開削費を捻出する余裕のなかった明治政府に代わり、東本願寺本山が国恩・報謝開拓翼賛事業として道路開設を進め、その道路建設に同行した新潟県からの入植者たちが懇願し、明治24年に「歓喜山 慧林寺」は開基しました。
歓喜山 慧林寺のおすすめポイント
「歓喜山 慧林寺」の境内には、平成3年に寺号公称100年を記念して新築された「本堂」や、納骨お仏壇を納めた「浄蓮堂」、多目的ホールを備えた「門徒会館」の建物が並びます。慧林寺には、婦人会があり東本願寺派婦人会の支部として連携しています。会員は150名ほどで年4回の小冊子「さくら」の配布、毎月25日の婦人会定例法座、その他道内各地への日帰り旅行などのレクリエーションの活動をしています。
詳細情報
■住所
札幌市豊平区豊平4条8丁目1-2
■電話番号
011-811-7624
■アクセス方法
札幌市営地下鉄東豊線「学園前駅」から徒歩約4分
■駐車場
あり
■営業時間
■定休日
■予算
■カード
周辺のおすすめスポット
・ボストンベイク豊平店
4.豊松山 善道寺
浄土宗のお寺である「豊松山 善道寺」は地下鉄東豊線「豊平公園駅」から歩いて4分ほどの場所にあり、近くには緑豊かな豊平公園駅や総合運動体育館の「北海きたえーる」などの施設があります。「豊松山 善道寺」の前身は、「豊平共同墓地管理所」で昭和62年まで「豊平墓地」の管理業務を行っていました、その後、管理所を閉鎖し浄土宗のお寺として現在にいたります。
豊松山 善道寺のおすすめポイント
「豊松山 善道寺」では、年に3回の定例法要が行われています。春彼岸会では、彼岸期間の休日の日である厳修日に写経会や法要を行っています。お盆は盂蘭盆といい、迎え盆である8月13日に「盂蘭盆会」を行っています。「十夜会」は、浄土宗の宗定法要で塔婆供養を行っています。その他、本堂でチャリティーコンサートなども開催されています。
詳細情報
■住所
札幌市豊平区豊平4条11丁目5-14
■電話番号
011-823-6684
■アクセス方法
札幌市営地下鉄東豊線「豊平公園駅」の1番出口から徒歩5分
■駐車場
あり
■営業時間
■定休日
■予算
周辺のおすすめスポット
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まとめ
札幌市豊平区のお寺のまとめ
札幌市豊平区の歴史は江戸時代、箱館奉行により銭函と千歳を結ぶ札幌越新道(国道36号の前身)が開削されたことから始まります。明治に入り、多くの入植者が入ってきて、豊平村から豊平町と発展を続け、現在は南側の森林を除きほとんどが住宅地となっています。たまには、そんな住宅地にあるお寺の境内をゆっくりと散策して歴史や自然に触れてみてはいかがでしょうか。
ezoin
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