由仁町南部の小さな住宅街!室蘭本線・三川駅とは?

室蘭本線の三川駅を紹介します。由仁町南部にある三川地区の中心駅であり、周辺は小さな住宅街が形成されています。神社や公園など、地元のスポットにもぜひ立ち寄っておきましょう。

三川地区は由仁町南部に広がる住宅地!

室蘭本線は苫小牧までは基本的に南下を続けていく路線です。南北に広がる由仁町を走っていく室蘭本線は、古山駅の次に由仁町南部の三川駅へと向かっていきます。

由仁町南部・三川地区は、北広島市、恵庭市、そして札幌市東部にほど近い場所であることから、それらの街のベッドタウンとしての役割も持つ地区です。国道274号線が通っていることから、前述した街にダイレクトにアクセスすることができるなど、交通の便も整っています。

三川地区は、昔ながらの住宅が数多い地区でもあります。

昔ながらの商店も多く、ノスタルジアにあふれた地域です。

由仁町南部に位置する駅!三川駅とはどんな駅?

室蘭本線の8つ目の駅である三川駅は、周辺に昔ながらの住宅街が広がっている中に位置しています。三川駅周辺は、愛知県(三河国)の人々が入植して開拓を進めた地域です。「三川」という地名は、そのことにちなんで付けられました。

国道274号線が走っていることもあり、地域住民の移動は車やバスが多くなっています。一方で、三川駅の利用者も一定数存在しており、特に岩見沢方面へ行く際に列車を利用するという地域住民の方もある程度いらっしゃいます。

三川駅外観。比較的立派な建物であり、トイレやゴミ箱なども完備されています。もちろん無人駅です。

駅の外にはゴミ箱や、三川駅周辺のマップなどが設置されています。

駅構内。三川駅は1982年に現在の駅舎になり、1990年ごろから完全無人駅となりました。そのため、有人時代に乗車券販売を行っていた窓口がそのまま残されています。

岩見沢方面の線路。ホームは簡素なつくりで、ローカル駅特有の風情があります。

苫小牧・長万部方面の線路。跨線橋もあります。

跨線橋。駅舎改築と同時に作られたもので、経年による劣化が如実に表れています。

跨線橋からの眺め。周辺に住宅が広がっていることがよくわかります。

反対側のホーム。三川駅は、実は2面2線の構造となっています。

駅舎側のホームは長く伸びており、後ろにある倉庫の敷地に入っていっているようにも見えます。

ある程度利用者がいることから、自転車が何台か停められていました。

駅の横に設置されている由仁町のマップ。三川地区についてもよく分かるマップですす。

三川駅周辺スポット①:三川神社

三川駅から徒歩5分程度の場所にある三川神社は、手軽に立ち寄れるパワースポットです。住宅が建ち並ぶエリアの一角に突如現れる本殿は、住民の生活に根差したものであり、毎日のようにお参りに訪れる周辺住民の方も数多くいらっしゃいます。

また、9月末には例大祭が行われ、地域住民のみならず由仁町各地からも来場者が訪れます。子供神輿やちびっ子相撲大会など、子供たちの健やかな成長を祈願した催しが数多く行われ、三川地区が子供たちの笑い声で包まれる一日となります。

三川神社。元々は私有地でしたが、町に土地が寄付され、現在では誰もが手軽に足を運べる場所となっています。

鳥居は高さはないものの、非常に立派です。

参道には点字ブロックが付いています。高齢者の多い地域に根差した、バリアフリー設計です。

本殿は小さめではあるものの、静謐なたたずまいを持っています。

地域住民の心のよりどころとして、長年この場所にたたずんでいます。

三川駅周辺スポット②:三川クレヨンパーク

三川地区にはいくつかの都市公園が存在していますが、その中でもこの「三川クレヨンパーク」は、キャンプやバーベキューなども楽しめる三川地区最大規模の公園となっています。木々がうっそうと生い茂る園内は、都市公園でありながらあえて手を入れていないエリアも多く、自然の息吹を手軽に感じることができます。

案内板はクレヨンの大きなモニュメントに挟まれています。

園内は木々が生い茂っています。、この日は遊歩道を落ち葉が埋め尽くしていました。

園内には小川も流れています。

こちらの遊歩道は公園を一周するように作られており、昆虫採集なども楽しむことが可能です。

公園の裏手は広大な田畑エリアとなっており、広々とした土地が続いています。

バーベキューコーナーも設置されており、キャンプや野外での炊事体験などが可能です。

三川駅のまとめ

三川駅は、由仁町の南端に位置している駅です。周辺を古くからの住宅街に囲まれているこのエリアでは、自動車やバスなどが主要の交通機関となってはいますが、室蘭本線の列車も未だ重要な交通機関のひとつとして住民に愛されて続けています。
室蘭本線は、由仁町を出てその南側にある安平町へと向かっていきます。次回は、安平町の北部に位置している「追分駅」へと向かっていくことにしましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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