水鳥たちの生態もよく分かる!道の駅 ウトナイ湖を紹介!

苫小牧市にある道の駅 ウトナイ湖を紹介します。札幌からおよそ60キロ、豊かな水資源を有したウトナイ湖は、まさに水鳥たちの楽園となっています。バードウォッチングを楽しみつつ、地元のグルメを楽しんだり、思い思いに過ごしましょう。

水鳥の楽園、ウトナイ湖へ!アクセス方法は?

北海道は自然が豊かであり、水辺も豊富に存在しています。水鳥たちが暮らせるような水辺も数多く存在し、「ラムサール条約」に登録された湿地などもあります。苫小牧市にある「ウトナイ湖」は、札幌市にもほど近い場所でありながら、良質な水辺を持つ水鳥たちの楽園です。

ウトナイ湖の湖畔に設けられた「道の駅 ウトナイ湖」は、札幌から手軽に行くこともできる自然観察スポットとして、人気を集めている施設です。札幌から苫小牧までは高速道路を利用すれば1時間弱で到着することができるため、簡単にアクセスすることができます。

札幌駅から道の駅 ウトナイ湖へアクセスする際には、道央自動車道「札幌北IC」などから道央自動車道に乗り、苫小牧東ICで高速道路を降ります。その後国道36号線まで出て、国道36号線を札幌方面に進んでいくとすぐに施設を見つけることができます。道に迷う心配が少ないことから、休日のドライブコースに選択しても良いでしょう。

道の駅 ウトナイ湖施設外観。アクセス方法は簡単ですが、千歳から苫小牧にかけての高速道路ではまれにエゾシカなどの動物が飛び出すことがあります。十分に注意して走行しましょう。

野鳥の生態を存分に観察しよう!道の駅 ウトナイ湖とは?

道の駅 ウトナイ湖は苫小牧市のメインストリートである国道36号線に面しており、アクセス抜群な自然体感スポットです。豊かで良質な水資源を保有しているウトナイ湖には、季節ごとに違った水鳥や野鳥、渡り鳥などが飛来し、バードウォッチングのメッカにもなっています。

ウトナイ湖は、元々海だった場所が長い年月をかけて湖の形に取り残されてできた「海跡湖」です。周辺には大小さまざまな沼、および美々川と勇払川の支流が点在しており、その小さな沼や川が点在する様子から、アイヌ語で「あばら骨の川の沼」を意味する「ウッ・ナイ・トゥ」という名前が付けられました。

ウトナイ湖は1991年に、国内4番目のラムサール条約登録湿地となりました。湖は「ウトナイ湖サンクチュアリ」として保護されており、豊かな自然環境の中で鳥たちが過ごすさまを観察することができます。初めてバードウォッチングをするという方にとっても、道の駅 ウトナイ湖はおすすめの場所です。

道の駅 ウトナイ湖の看板。大きな看板が出ているため、国道から非常に分かりやすい場所にあります。

駐車場も広々としており、札幌方面からのドライブの休憩ポイントとしても重宝されています。

案内看板。ウトナイ湖へは、いったん施設へ入ってから行くことになります。

施設内から眺めたウトナイ湖の様子。

鳥インフルエンザなどの感染症予防のため、施設から湖の近くまで行く際には靴を消毒する必要があります。

ラムサール条約登録湿地であることを示す看板。ウトナイ湖は、ハクチョウやマガンなどの渡り鳥の中継地点として、重要な役割を担っています。

北海道自然100選にも選ばれています。

ウトナイ湖流域を示した地図。

ウトナイ湖の景観。湖の周囲は9.5キロもあり、巨大な湖面が遠くまで続いています。

目の前一面に水面が広がるさまは、芸術的ですらあります。

晴れた日には空とのコントラストも綺麗です。向こう側には陸地を見ることができる点で、海とはまた違った景観になっています。

相当風の強い日でなければ波は立たず、安全かつ快適に湖を観察できます。

新千歳空港が近くにあるため、飛行機が飛んでくる様子も見ることができます。

湖以外にも見どころがいっぱい!

道の駅 ウトナイ湖は、湖以外の施設も充実しています。湖の隣に位置する「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」では、施設内からバードウォッチングを楽しむことができるほか、水鳥たちの生態について深く学ぶことができます。

湖のすぐ隣側に、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターはあります。

施設内ではウトナイ湖周辺の自然について学ぶことができ、絵や写真を通して子供でも分かりやすいように解説されています。

施設内からはバードウォッチングを楽しむこともできます。巨大な望遠鏡を持ち込んで、鑑賞を楽しんでいる方も数多くいらっしゃいます。

湖は保護区になっているところも多く、こちらの施設ではそういった保護区内にどのような鳥や動物が生息しているかを分かりやすく解説しています。

また、道の駅の施設自体にもお土産店や飲食店が数多く入居しています。湖の美しい風景を眺めながら、ドライブの途中で腹ごしらえをするのも良いでしょう。

お土産店は巨大で、北海道の代表的なものや苫小牧周辺のお土産はほとんどそろっています。

苫小牧周辺でしか手に入らないお土産も数多くあります。

苫小牧の公式ゆるキャラ「とまチョップ」のグッズもそろっています。

道の駅施設の半分はフードコートのようになっており、湖の様子を見ながら食事を楽しむことができます。

道の駅 ウトナイ湖の名物のひとつ「かに玉丼」のお店です。

こちらでは、普通盛りと変わらない価格で「男盛り」というデカ盛りのかに玉に挑戦することもできます。男盛りは総重量1キロ超えとなり、気合を入れなければ完食できません。

こちらがかに玉丼です。カニのうまみを存分に感じることができ、見た目に反して味付けは濃くないためペロリと食べることができます。しいたけが良いアクセントになっているのも特徴です。

道の駅 ウトナイ湖まとめ

道の駅 ウトナイ湖は、湖周辺の豊かな自然を楽しみ、気軽にバードウォッチングができる施設です。保護されている自然の中で、水鳥たちが思い思いに過ごしているさまは心を洗うことでしょう。札幌圏からも近い場所にあるため、ぜひちょっとしたドライブがてら訪れてみてはいかがでしょうか。

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Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

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