海と生きる道北の小さな町!オロロンライン・遠別町を紹介!

オロロンラインの遠別町について紹介します。人口の少ないこの町には、人が少ないからこそ保たれる、豊かな緑がたくさん残っていました。お子様が広々と遊んだり、バーベキューを楽しめる公園もあるので、ゆっくりとした時間を過ごしに訪れてみてもよさそうですね。

初山別村~遠別町間も景観の宝庫!

初山別村中心部から22キロほど先にある遠別町までは、車の場合には約20分、自転車や徒歩などの手段ならばさらにかかり、しばらくはまた窓外の景観を眺めながらのドライブとなります。初山別村から遠別町までの間はアップダウンが多く、起伏の上の方から眺める日本海の景観もまた格別なものがあります。


このように、山間部を走るルートが続き、アップダウンが多くなっているのが特徴です。


もちろん、窓外には日本海の海が広がり、晴れた日には海風を感じながらドライブすることができます。

遠別町とはどんな町?

オロロンラインを北上していく中で通過する10個目の自治体である遠別町は、オロロンラインの起点からおよそ240キロの場所に位置しています。人口は3,000人を割り込んでいる小さな町ですが、人が少ない分やはりここも自然が豊かで環境の良い場所となっているのが大きな特徴です。

昔からこの町の主要な産業は漁業以上に農業であり、町には田んぼや畑などが数多く見受けられます。また、遠別農業高校では次代の農業の担い手を日々育てており、寮を備えて遠方からの生徒も数多く受け入れています。


遠別町役場。役場の周辺に小さな市街地がある以外は田んぼや畑などが広がっているのが特徴です。

遠別町周辺のおすすめスポット①:道の駅 富士見

遠別町で最もおすすめしたい施設が、中心街の近くに位置している「道の駅 富士見」です。富士見という周辺の地名をそのまま道の駅の名前にしているこちらは、駐車場の目の前に広がっている高台が印象的な、どこかアルプス地方の雰囲気を感じることのできる道の駅です。施設の建物も、どこかアルプス地方のようなメルヘンチックなものがメインとなっています。道の駅 富士見に関して、詳しくはこちらの記事を参照してみてください。


お城のようなレストラン「とんがりかん」がひときわ目をひきます。


高台からの眺めは気持ちが良く、晴れた日には日本海の彼方までを見通すことができます。

遠別町周辺のおすすめスポット②:富士見ヶ丘公園

道の駅 富士見の丘の上に広がるのが、自然にあふれた公園「富士見ヶ丘公園」です。道の駅の施設からもアクセスすることが可能なこちらの公園は、緑と自然がメインで春夏秋冬様々な表情を見せる公園となっています。

また、高台にあることから日本海の絶景を見渡すこともでき、公園から道の駅まではウォーキングコースとしても最適です。普段運動不足になっている方は、道の駅の駐車場から富士見ヶ丘公園まで歩いてアクセスするのも良いですね。


大きな立て看板があるため、迷わずアクセスすることが可能です。


公園までの坂道を上っていく途中では、高台からの日本海の景観を楽しむことができます。


公園には芝生の広場のほか、広々としたパークゴルフコースも設置されています。


芝生の広場では身体を動かして遊ぶことができますし、小さなお子様は奥の遊具で遊んでも良いでしょう。


公園にはキャンプ場も併設されており、バーベキューサイトも用意されています。


公園には、虫や動物たちが息づいている「樹園の森」もあり、より手つかずの自然を楽しむことも出来ます。うっそうと茂る森の中を進んでいけば、ちょっとした探検気分が味わえることでしょう。

遠別町周辺のおすすめスポット③:遠別川河川公園

遠別町の主要産業である農業を育んでいるのは、清流が流れている「遠別川」です。遠別川の綺麗な流れがない限り、農家の方々はこの地で作物を生産することはできないと言っても過言ではありません。

そんな遠別川の河川敷で、川の流れの素晴らしさを感じながら遊ぶことができるのが、「遠別川河川公園」です。富士見ヶ丘公園から徒歩圏内の場所にあるこちらは、川遊びを楽しむことができるほか、こちらでもキャンプをして楽しむことができます。山でキャンプをするか、川でキャンプをするかということをこれだけ地理的に近い場所で選ぶことができるのはなかなかありませんし、遠別町の自然の豊かさを物語っていると言えるでしょう。


遠別川のデルタ。遠別町の作物を育む母のような役割を果たしています。


遠別川河川公園は日本海にも近く、晴れた日の爽快感は素晴らしいものがあります。


川の育む自然の素晴らしさを感じながら遊ぶことができます。


もちろん、遊具なども備えられています。


「夕陽のモニュメント」は、この公園のシンボルとなっており、夕暮れ時には少し表情を変えるのも特徴です。

遠別町のまとめ

オロロンラインの起点から約240キロの場所にある遠別町は、海、山、川のすべてにおいて充実している、自然の魅力を凝縮したような町です。人の少なさが、この町の素晴らしい自然環境を維持し、自然との共生に見事に成功している町だと言えるでしょう。
オロロンラインの旅も3分の2を過ぎました。北上の旅も少しずつ終盤戦に差し掛かってきます。休憩を取りながら、ゆっくりと北上していきましょう。

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Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

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