北海道屈指のパウダースノー!キロロスノーワールドとは?

キロロスノーワールドを紹介します。赤井川村にあるキロロスノーワールドは、札幌・小樽からもアクセス良好なスキー場です。バラエティ豊かなコース設定で、子供から大人まで、初心者から上級者まで楽しむことができます。

4月でも、5月でも快適にスキーができる?キロロスノーワールドとは?

「キロロスノーワールド」は、札幌市の西へおよそ1時間ほど車を走らせた場所にあるスキー場です。小樽市の南側に位置する「赤井川村」にあり、夏場は豊かな自然の中で過ごすことのできる「キロロリゾート」としても運営しています。

赤井川村は札幌からおよそ50キロ程度しか離れていないにもかかわらず、周辺を山に囲まれていることもあり、雪の多い村となっています。その雪の多さが幸いし、キロロスノーワールドには毎年良質なパウダースノーが大量に降り積もります。北海道内の数あるスキー場の中でも、屈指の雪質を誇っており、道内や道外、そして海外からもこぞってスキーヤーが訪れるスキー場なのです。

降雪量が多いことから、キロロスノーワールドには春スキー期間の4月になっても良質な雪が多く残っています。また、例年5月のゴールデンウィーク期間まで営業している点も大きな魅力です。4月まで営業しているスキー場は少ないながらも存在しますが、5月上旬までスキーを楽しめるスキー場は、広い北海道といえど数少なくなっています。


キロロリゾートのホテル「トリビュートポートフォリオホテル」。筆者が訪れた日は4月上旬でした。写真のように道路のアスファルトがむき出しの状態になっています。

キロロスノーワールドのアクセス方法は?オープン&クローズ情報は?

キロロスノーワールドは、札幌市中心部から小樽市街まで出て、国道393号線を南下していくと到着します。札幌市内中心部から、車でおよそ1時間ほど走った場所に位置しています。

途中、「毛無山」を越える国道393号線のヘアピンカーブは、道内でも屈指の曲がり具合です。ヘアピンを7回曲がっていくことになるため、特に真冬の運転には注意が必要です。

キロロスノーワールドは、毎年11月下旬から5月上旬までの営業となっています。例年ゴールデンウィーク期間終了まで営業しているため、春スキーも存分に楽しめます。2018年シーズンは11月23日にオープン、5月6日にクローズする予定です。


キロロリゾートのセンターロッジ「マウンテンセンター」。この日は4月上旬だったため、センターにつながる道には雪が全くありません。


マウンテンセンター内部の様子。天井が高く開放的な造りです。まだゴールデンウィークまでは日がありましたが、センター内には鯉のぼりが用意されていました。

キロロスノーワールドのコース設定は?

キロロスノーワールドは、初心者から上級者までの幅広いニーズに応えられるコース設定となっており、子供からビギナー、上級者まで様々な方に愛されています。

前述したとおり、良好な雪質を誇っていること、また札幌から1時間程度でアクセスできることから、多くのスキーヤーやボーダーが足繁く通うスキー場となっています。また、春スキーのシーズンには道内でも屈指のコンディションとなります。4月になっても良質な雪質を楽しめる点も大きな魅力です。


キロロスノーワールドのコース全体図。大きく、右側の「余市・朝里岳エリア」と、左側の「長峰エリア」に分かれています。余市・朝里岳エリアは中・上級者、長峰エリアは初・中級者向けのコースがメインです。


余市・朝里岳エリア方面の様子。子供さんやインバウンド観光客向けに、「スノーラボ」という雪遊び場も設けられています。


長峰エリアの様子。写真中央の建物からは、朝里岳の頂上まで向かう「キロロゴンドラ」も運行しています。


4人乗りリフト「余市第一エクスプレス」からの眺め。4人乗りリフトはすべてフード付きで、悪天候時も快適です。

実際に滑ってみた!春スキーでも存分に楽しめる!

筆者も実際に滑ってみました。4月上旬の完全に春スキー仕様で、耐寒気温もそれほど寒くなかったものの、ゲレンデコンディションはやはり春スキーとは思えないほど良好なものとなっていました。

キロロスノーワールドは、積雪の量が非常に多い地域にあるため、4月になっても積雪量300cm超えを維持していることが多くなっています。そのため、春スキー期間にありがちな「ゲレンデに土が見えている状態」がほぼないのが魅力です。また雪質も比較的柔らかいため、初心者の方でも問題なく春スキーを楽しむことができるでしょう。


コースは写真のように難易度別に色分けされており、各所にコース名を示す標識や表示があるため迷子になりにくい構造となっています。


赤井川村の山々を眺めながら、自然の雄大さを感じつつシュプールを描きましょう。


余市第1-Aコースの様子。程よい斜度で初級~中級向けのコースです。


4月上旬とは思えないほどの積雪量です。春なのに、目の前には白銀の世界が広がっています。


センター-Aコースの様子です。急斜面メインで中~上級者向けのコースです。


各所にコブ斜面も用意されており、上級者でも存分に楽しめるコース設定となっています。


マウンテンセンター前の駐車場の様子。完全に雪解けが進んでおり、先ほどまでの白銀の世界がウソのようです。

キロロリゾートのまとめ

キロロリゾートは、北海道内のスキー場の中でも屈指の雪質の良さと積雪量を誇るスキー場です。「余市・朝里岳エリア」「長峰エリア」という異なる特色を持った広大なエリアで、それぞれのレベルに合わせたコースの選択をできる点が大きな魅力となっています。春スキーのコンディションも非常によく、シーズンの「滑り納め」にも最適なスキー場だと言えるでしょう。

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Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

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