札幌の超穴場お花見スポット!寒地土木研究所とは?

寒地土木研究所の桜を紹介します。札幌市豊平区にある「寒地土木研究所」は、知る人ぞ知る超穴場のお花見スポットです。170本ほどのチシマザクラが、研究所の敷地内に咲き誇っています。

知る人ぞ知る桜の超穴場スポット?寒地土木研究所とは?

札幌市にある「寒地土木研究所」は、寒冷地の土木技術を中心に研究を行う「国立研究開発法人」です。北海道の厳しい冬の寒さや、大量に降り積もる雪に耐えうる土木技術の研究を日々行っている研究所となっています。

一見桜の名所とはなんの関係もないように思える寒地土木研究所ですが、実はこの施設は、敷地内に数多くの桜の木が植えられており、札幌市内でも知る人ぞ知る桜の超穴場スポットとなっているのです。

地元の方以外はなかなか訪れないこの施設に、実際に足を運んで桜を観察してみました。

研究所外観。公立学校のようなシンプルな外観であり、まさに「研究所」といった雰囲気をまとっています。

研究所の入り口には、このような看板がかかっています。

寒地土木研究所のアクセス方法・例年の桜の見ごろは?

寒地土木研究所は、札幌市豊平区に位置している施設です。市内中心部から車で10分ほどで到着でき、アクセス自体は容易な場所となっています。

札幌市中心部からアクセスする際には、国道36号線、および他の道路を通っていったん豊平川を渡り、川沿いの道を真駒内方面に南下していきます。「米里行啓通り」と呼ばれる平岸1丁目の通りまで出てきたら左折し、少し進むと研究所の前に到着できます。地下鉄でアクセスする場合には中の島駅が最寄りであり、徒歩3分ほどで到着することができます。

寒地土木研究所の桜の見ごろは、4月下旬から5月上旬ごろまでとなっています。通常は施設内の食堂以外は一般公開されていませんが、桜の季節である4月下旬から5月上旬にかけては一般開放もなされており、自由に桜の木々を観察して楽しむことができます。

寒地土木研究所は、施設内の食堂、および「技術情報センター」と呼ばれる図書館のみが常時一般公開されています。敷地内の公開は桜の季節以外に、年間数回程度決まったスケジュールで行われています。

約170本のチシマザクラが咲き誇る!穴場だから人混みの心配もなし!

寒地土木研究所の敷地内には、およそ170本ものチシマザクラが植えられています。土木研究を行っていることもあって生育環境は非常に整っており、毎年見事なまでの鮮やかな花びらが咲き誇ります。

土木研究所の敷地内には小川が流れており、その川沿いに咲く桜を見ながら敷地内を散策するのがメインのお花見コースです。知る人ぞ知る穴場スポットであるため、ゴールデンウィーク期間などのハイシーズンでもほとんど人混みの心配をすることなく桜の花々を見て楽しむことができます。

見事に咲き誇るチシマザクラ。チシマザクラはその名のとおり、千島列島で多く見られる桜の品種です。北海道全域をはじめ、一部はサハリンなどにも分布しています。

寒地土木研究所で見られるのはチシマザクラがほとんどであり、開花時期もほぼ同じであるためゴールデンウィークを過ぎると比較的すぐに散ってしまう点に注意が必要です。

ひときわ背の低いチシマザクラが植えられていました。

寒地土木研究所は、2017年で創立80周年を迎えました。背の低いチシマザクラは、その記念に植樹されたものだったのです。

美しい花びらをしっかりとファインダーに収めておきましょう。

美しい桜並木のもとで、ペットと一緒に散歩もしたいところです。しかし、研究所内はペットの同伴が禁止されているため、愛犬などと散歩をする際には研究所の敷地外を散策するようにしましょう。

敷地内を流れる小川です。小川の両岸にはチシマザクラが整然と並んでおり、きれいなピンク色を楽しむことができます。

寒地土木研究所のまとめ

寒地土木研究所は、札幌市内の中でも知る人ぞ知る超穴場のお花見スポットです。普段は一般公開されていない研究所の敷地内に、お花見期間だけは誰でも自由に立ち入ることができます。170本ものチシマザクラが織り成すどこか素朴ながらも美しい春の景色は、有名なお花見スポットとはまた違ったおもむきを持ったものだと言えるでしょう。

The following two tabs change content below.
Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

関連記事

  1. 手稲区にある川沿いの緑地!星観緑地でお花見しよう!

  2. 春爛漫!札幌厚別区のお花見スポット5選

  3. 南区を代表するお花見スポット!真駒内公園に行ってみよう!

  4. 都市公園を散策しながら楽しもう!中島公園でお花見しよう!

  5. 札幌を代表する巨大お花見スポット!モエレ沼公園とは?

  6. トンネルがいっぱい!オロロンラインの「幌」周辺を紹介!

最近のコメント