トンネルがいっぱい!オロロンラインの「幌」周辺を紹介!

オロロンラインの幌、その先のトンネル群について紹介します。オロロンライン上には、非常にたくさんのトンネルがあるのですが、その中でも「マッカ岬トンネル」は要チェックのスポットです。トンネルの入り口から見える絶景が素晴らしく、隠れた景観スポットのひとつとして知られています。

増毛町までのオロロンライン上にはトンネルがいっぱい!

オロロンライン上の国道231号線、特に石狩市から増毛町までのエリアは、進路上にトンネルが集中している場所でもあります。大小さまざまなトンネルが続き、日本海の景観を眺めたと思ったらまたトンネルに入っていく、ということが続きます。

大きなものとしては、総延長およそ3キロの「新送毛トンネル」と、総延長およそ4.2キロの「浜益トンネル」の二つが挙げられます。また、それらと関連する小さなトンネルも数多く存在しており、増毛町まではまさにトンネルだらけの中を走っていくことになります。

これだけトンネルが多いのは、石狩市北部から増毛町までの間に暑寒別岳を中心とした山々が連なっているためです。山あいの地域はトンネルを通さなければ、落石や崩落事故のリスクが大変高くなってしまいます。これだけ多くのトンネルが通っているのは、ひとえにオロロンラインの景観を楽しみながら道路を走っている車やバイク、自転車などを守るためのことなのです。

また、オロロンラインのトンネルでは現在も継続的に補修工事などが行われており、浜益トンネル内など片側交互通行になっている場所が数多く存在しています。スピードの出しすぎは事故につながる可能性が高くなりますので、注意しましょう。


こちらは比較的小さめのトンネルです。大きなものから小さなものまで、様々なトンネルを通り抜けていくことになります。


国道231号線最長のトンル「浜益トンネル」です。


オロロンライン上のトンネルには、山を完全にくりぬいて作られたトンネルと、海側のみ外が見える構図になっている「覆道」の二種類があります。

オロロンラインのトンネルで見逃せない!マッカ岬トンネルは要チェック!

オロロンライン上のトンネルには、最も長い「浜益トンネル」以外にも見逃せないものが存在しています。浜益トンネルの先にある「マッカ岬トンネル」は、トンネルの入り口から見える絶景が素晴らしく、隠れた景観スポットのひとつとなっているのです。

トンネル入り口付近には駐車場が用意されており、そちらは高所から日本海を見下ろす形になっていて壮観です。かなり崖っぷちに近い場所に位置しているため、迫力ある写真を撮影することもできるでしょう。


トンネル入り口には、分かりやすく看板が立っています。


駐車場から見下ろした日本海。このような迫力ある写真を撮影することができます。


ガードレールが見切れているように、駐車場は崖にほど近い場所に位置しています。

白銀の滝だけじゃない!こちらも見逃せない滝「銀鱗の滝」とは?

オロロンラインで最も有名な滝は、次回の「雄冬」で紹介する「白銀の滝」です。落差約35メートルから水が滑り落ちてくる光景は、水の神秘を存分に感じることができるでしょう。

しかし、オロロンラインには、実はもうひとつ見逃せない滝が存在します。それが「銀鱗の滝」です。浜益トンネルとマッカ岬トンネルの間に位置する「黒岩トンネル」の横に、やや小ぢんまりとではありますが、しっかりと水が高所から流れ落ちている場所があります。これが、銀鱗の滝です。


黒岩トンネルもわかりやすく看板が出ています。近くには駐車場がありますので、車を停めて散策するとよいでしょう。


銀鱗の滝は、小ぢんまりとしてはいますが、周辺の植物や虫たちを育む大切な流れです。


案内看板もたいへん小ぢんまりとしています。


トンネル前のパーキングエリアからは、海から突き出た岩礁を見ることもできます。


陽が落ちてくると、このような幻想的な光景を見ることもできます。

旧浜益村の先にある集落・幌とは?

旧浜益村から7キロ程度北上した場所にある小さな集落「幌(ぽろ)」は、小さな漁港を中心とした静かな集落です。複数の民家が建ち並んでいるだけで、落ち着いた雰囲気が漂っています。


幌中心街。比較的細い道の両脇に民家が並んでいます。


幌漁港。小さいながらも、集落にとっては依然として重要な生活の拠点です。


さえぎるものが少ないこともあって、夕日もより幻想的に映ります。


この小さな看板が目印です。

幌・トンネル群のまとめ

オロロンラインには、「実際に通ってみないとわからない」要素がたくさんありますが、トンネルが非常に多いということも、そのうちのひとつでしょう。片側交互通行や交通規制が行われていることもありますので、北上の旅の際には交通情報にも注意しながら進みたいところです。また、道すがらにある集落「幌」にも、ぜひとも足を延ばしてみましょう。
幌からさらに10キロ程度北上した場所にある集落「雄冬」周辺は、オロロンラインの中でも特に景観が素晴らしいエリアです。次回は、そんな素晴らしい景観を存分に堪能してみることにしましょう。

The following two tabs change content below.
Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

関連記事

  1. 天塩町の北を進む一本道!道道106号線を北上しよう!

  2. 海と生きる道北の小さな町!オロロンライン・遠別町を紹介!

  3. 札幌至近!オロロンラインの通る石狩市に遊びに行こう!

  4. 駒ケ岳のふもと!道の駅 つど~る・プラザ・さわらを紹介!

  5. 豊平川沿いに桜並木が広がる!豊平川桜の杜でお花見しよう!

  6. 洞爺湖の手前!道の駅 そうべつ情報館i(アイ)とは?

最近のコメント