極寒の小さな村!石勝線・占冠駅へ行ってみよう!

石勝線の占冠駅を紹介します。人口1,200人程度の小さな村・占冠村には、北海道有数のリゾート地「トマム」があります。冬には北海道でも有数の寒さとなることも多く、ぜひとも冬の間に訪れたい自治体です。

夕張支線から石勝線へと戻り、新得町へ向かって列車が進む!

炭鉱鉄道の残り香を存分に楽しむことができる夕張支線を後にし、石勝線は新夕張駅から道東方面へと進んでいきます。新夕張駅から東側の3駅のうち「占冠駅」「トマム駅」は、夕張線廃線後の石勝線誕生時に開業した駅であり、比較的歴史の新しい駅となっています。

新夕張駅から占冠駅までは、なんと30キロ以上の距離があり、列車移動の際にはしばらく車窓の景色を楽しむ時間が続きます。現在は青函トンネルの「吉岡海底駅」などが廃止されてしまったために更新されていますが、2014年までは新夕張~占冠間は全国のJR在来線のうち最長の駅間距離を誇っていました。

とは言っても新夕張~新得間には普通列車が通らず特急列車のみが運行するため、到着までにはそれほど時間がかからないのも特徴です。また普通列車が設定されていないことから、新夕張から新得までの間は自由席のみ特急列車でも普通列車料金で乗ることができるという特例措置がなされています。

新夕張を出てしばらくの間は、炭鉱全盛期に「楓駅」「登川駅」といった炭鉱の歴史を語る上でも重要な駅があった場所です。現在では車窓の景色しか楽しむことができませんが、もうしばらくの間だけ、炭鉱の歴史に思いをはせておきましょう。

かつて楓駅があった場所には、「楓信号場」が建っています。このような炭鉱全盛期の遺産を車窓から眺めるのも、石勝線の楽しみ方のひとつです。

極寒の村にある駅!占冠駅とは?

石勝線の7番目の駅である占冠駅は、道東地方の入り口付近に位置する「占冠村」の中心的な駅です。占冠村は人口1,200人程度の小さな村ではありますが、北海道を代表するリゾート地「トマム」があることで有名な自治体となっています。

内陸に位置している占冠村は北海道内でも極寒の地のひとつとして有名であり、冬場は最低気温がマイナス20度を下回る日も多い場所となっています。その極寒の中で降る雪は良質なパウダースノーであり、スキーヤーやスノーボーダーにとって占冠村はまさに聖地のひとつとなっているのです。

そんな占冠村の中心に位置する占冠駅は、特急「スーパーとかち」「スーパーおおぞら」が停車する駅でありながら、それほど利用客が多くない駅となっています。しかし村民だけでなく、隣接する日高町や南富良野町の町民にとっても占冠駅は新千歳空港への最寄り駅となっており、周辺住民にとっては非常に重要な駅として運用されています。

占冠駅外観。特急も停車することから大きな駅舎が建設されています。

古さは感じられますが非常に立派な設備を持った駅です。

占冠駅は高台に位置しており、写真のとおり海抜348メートルの場所に位置します。

駅構内の様子。外観とは打って変わって簡素な印象の待合所です。

時刻表。特急列車のみが停車し、自由席に乗れば新夕張駅までは特急料金がかかりません。

ホームの様子。遠くにはスノーシェルターの姿も見えます。

占冠村は比較的雪も多い地域であり、跨線橋にも雪が降り積もっています。

古びてはいますが頑丈なつくりの跨線橋です。

跨線橋からの眺め。日高山脈の険しい山々を望めます。非常に良い景観です。

反対側のホームの様子。

山々の雄大な姿を見ながら、列車を待つことができます。

駅を出てすぐの場所には、占冠村物産館も建っています。

物産館内部の様子。

自然が豊かな占冠村では、このような魅力的な写真を数多く収めることができます。

物産館の前には、村の案内図も設置されています。

物産館の前は雄大な山々を望むことができる、ちょっとした景観スポットでもあります。

占冠村中心街の様子。建物の数が非常に少ないことが分かります。

占冠村役場。

占冠駅周辺スポット:道の駅 自然体感しむかっぷ

占冠駅からおよそ1.5キロ離れたところにある「道の駅 自然体感しむかっぷ」は、国道274号線を通って道東方面へ抜ける際に、ロングドライブの疲れを癒すことのできる施設となっています。道の駅はドライバーのオアシスとして、そして地元民の交流の場としての役割を果たし続けています。

道の駅 自然体感しむかっぷについて、詳しくはこちらの記事を参照してみてください。

国道に面した大きな看板が目印です。

ピンク色の特徴的な建物も目印になっています。

施設内には観光案内所や売店、レストランなどがあり、村内外の人々で賑わっています。

占冠駅のまとめ

占冠駅は石勝線の道東方面への入り口の駅として、また占冠村に限らず周辺の自治体に住む人々にとって札幌方面へ出るための重要な交通手段のひとつとして、大切な役割を担っている駅です。駅から見える日高山脈の山々の景観と合わせて、ぜひともチェックしておきたい駅だと言えるでしょう。
占冠駅から、次の「トマム駅」までは21キロ以上の道のりを走らなければなりません。山々の景観を楽しみながら、特急列車で少し早めに進みましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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