足寄の中心地!道の駅 あしょろ銀河ホール21とは?

足寄町にある道の駅 あしょろ銀河ホール21を紹介します。足寄町の中心部にひときわ目立つ形で建っている道の駅では、「松山千春」「ふるさと銀河線」という足寄町にまつわる事柄について、詳しく知ることができます。

北海道で2番目に広い大地を持つ町・足寄町!アクセス方法は?

道東地方は北海道の中でも広大な面積を誇っている地域であり、豊かな大地がはぐくむ農作物や酪農などが盛んな地域となっています。そんな巨大な大地を持つ道東地方の中でも、最も大きな面積を占めているのが足寄町です。

足寄町は北海道の中で北見市に次ぐ第2位の面積を誇っており、定山渓部分も含めた札幌市よりも大きな町となっています。人口は7,000人程度と少なく、大地に広がる畑や牧場などが数多く見受けられ、さながら「北海道の食糧基地」のひとつにもなっています。

札幌から足寄町へは、道央自動車道から道東自動車道を乗り継いでいくと最短で到着することができます。札幌から道央自動車道に乗って、千歳市の道東自動車道への分岐で東へと進路を変えます。そこからは道なりに道東自動車道を進み、帯広ジャンクションでは本別町方面へと進みます。本別ジャンクションで足寄方向に高速道路を降りれば、あとは道なりに進むだけで足寄町に行くことができます。札幌からの所要時間は、およそ3時間です。

足寄町中心部の様子。道路も広々と取られており、ゆとりある区画の街づくりがなされています。まさに北海道らしい特色を持った町のひとつだと言えるでしょう。

松山千春とふるさと銀河線の素晴らしさを知ろう!道の駅 あしょろ銀河ホール21とは?

道の駅 あしょろ銀河ホール21は、足寄町中心部に位置している道の駅です。ドライブ中の休憩だけでなく、足寄町をはじめとする道東の観光拠点として利用するのも良いでしょう。

こちらの道の駅には、足寄町の地元の英雄である松山千春にまつわるグッズが数多く展示されています。またこちらの道の駅は、以前「ふるさと銀河線」の発着駅としても利用されていたことから、ふるさと銀河線にまつわる展示なども数多く見られます。足寄町にまつわる人物や物事の魅力を、実際に見て体感してみるとよいでしょう。

道の駅 あしょろ銀河ホール21外観。巨大な展望室のある建物が目印となっています。展望室は入ることのできる日が決まっており、景色を楽しむことができない日もあるので注意しましょう。ちなみにこの日は入ることができませんでした。

メイン施設の隣には、ログハウス調の物産館が建てられています。足寄町の農産物や肉牛、牛乳などのほかに、これらを利用した軽食なども用意されています。

メイン施設の前には、松山千春の石碑が設置されています。足寄町における松山千春の扱いはやはり非常に大きく、町内には道の駅に限らず松山千春にまつわる観光スポットが数多く存在しています。

道の駅のエントランスには、北海道らしいヒグマの剥製が展示されています。

松山千春の歩みと功績を伝える「松山千春コーナー」です。豊富な写真や展示物によって、松山千春がどのようにしてこの足寄の町から日本を代表する歌手へと成長していったかが解説されています。

こちらの松山千春コーナーでは、時間ごとに「カリヨン」によって松山千春の名曲が演奏されます。カリヨンとは、音階の違ういくつもの鐘を利用した楽器です。誰もが知る松山千春の名曲が、カリヨンの透き通った音色によってしっかりと再現されます。

「レストランあしょろ」の様子です。無料の休憩所としても利用されており、持ち込んだ食べ物などをこちらでいただくことも可能です。

さまざまなお土産物などがところ狭しと並ぶ「SHOPあしょろ」です。足寄町の特産品をはじめ、松山千春のグッズなども取り揃えられています。

綺麗な花々や植物なども販売されているので、購入してご家庭で栽培してみるのも良いでしょう。

かつてこの場所には、「ふるさと銀河線」の足寄駅が建っていました。ふるさと銀河線は1987年から2006年まで存在していたローカル線であり、帯広から北見までを結んでいる路線でした。人口減少やバス路線の拡充によって利用者が減ったことで、2006年に惜しまれながらも廃線となってしまった路線です。

道の駅には、ふるさと銀河線の路線とホームが再現されており、ローカル線のもの寂しさとスローな雰囲気を今に伝え続けています。

壁一面に線路の写真が貼られており、線路は奥行きがあるように見えます。ちょっとしたトリックアートのようなので、子供さんなどにも喜ばれるでしょう。

ふるさと銀河線の路線図です。沿線にあった7つの市町村を北斗七星になぞらえたことが名前の由来であり、数多くのローカル駅が存在する路線として鉄道マニアにも人気の高い路線でした。

道の駅 あしょろ銀河ホール21のまとめ

道の駅 あしょろ銀河ホール21は、巨大な塔のような展望室が目印の道の駅です。足寄町随一の有名人である松山千春にまつわる展示コーナーや、ふるさと銀河線の雰囲気を今に伝えるブースなど、ぜひとも立ち寄っておきたい場所が数多くある道の駅となっています。広い大地の中にたたずむ町の魅力を、存分に感じてみてはいかがでしょうか。

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Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

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